◉尚学舎 本村先生への Q&A

Q1.2023年度の高校受験はどうでしたか(千駄ヶ谷本校では)?

A1.生徒数 20名中 、偏差値65〜69 の高校に合格が 55%(11名)。偏差値 60〜64の高校に合格が 30%(6名)。偏差値 55〜59の高校に合格が 5%(1名)。偏差値 50〜54の高校に合格が 10%(2名)。中央値は 偏差値 65〜69 、挑戦校 または 第1志望校グループ 合格率は 100%でした。志望校の合格率を大切にする塾なので、非常に良かったという結果でした。


Q2.各偏差値帯の高校がイマイチわからないので教えてください。尚学舎の生徒たちがよく受ける高校をメインで。

A2. 偏差値の参考は 声の教育社 や V模擬 や みんなの高校情報 を総合して 偏差値調整をしました。

Sランク(最難関校)偏差値 70〜75
学年1位〜2.5位level
「早慶日比谷西グループ」
早大学院 早大本庄 慶應義塾 早稲田実業 都立日比谷 都立西 東京学芸大学附属 お茶の水女子大学附属

Aランク(難関校)偏差値 65〜69
学年 3位〜10位level
「MARCH都立重点校特別推進グループ」
青山学院 明大明治 ICU 立教新座 中央大学杉並 中央大学附属 法政大学 法政二高 法政国際 学習院 明大中野 東工大附属 都立戸山 都立青山 都立新宿 都立駒場 都立小山台 都立国際 早稲田佐賀 桐朋 城北 巣鴨

Bランク(準難関校)偏差値 60〜64
学年 11位〜20位level
「成成明國農大芝浦都市大都立推進校グループ」
成蹊 成城学園 明治学院 明治学院東村山 國學院 国学院久我山 東京都市大学等々力 芝浦工大附属 東京農大第一 朋優学院 日本女子大学附属 広尾学園小石川 早稲田摂陵 都立豊多摩 都立三田 都立竹早 都立墨田川 都立文京 東京高専

Cランク(上位校)偏差値 55〜59
学年 21位〜35位level
「日東駒専人気都立グループ」
日大櫻丘 日大鶴ヶ丘 日大一高 日大豊山 日大豊山女子 駒澤大学 専修大学付属 東洋大学京北 都立目黒都立広尾 都立雪谷 都立上野 都立井草 都立神代 都立産業技術高専 都立駒場保健体育 明星学園 実践学園京華 東京成徳大学大学付属 東海大学浦安 東海大学高輪台 文教大学付属 多摩大目黒

Dランク(中堅校)偏差値 50〜54
学年 36位〜50位
「人気大学付属安定都立グループ」
帝京 国士舘 玉川学園 日工大駒場 関東国際 二松学舎 麹町女子(東洋大コース)八雲学園 目黒日大 駒場学園 武蔵野大学千代田 都立芦花 都立松原 都立杉並 都立武蔵丘 都立晴海総合 都立杉並総合 都立工芸高校 都立科学技術高校


Q3.頭のいい生徒ばっかり通っているイメージがあり、敷居も高いのですが、実際そうなんですか?

A3. 尚学舎には入塾テストがないため、入塾時の偏差値は 40〜60で、本当にバラバラです。小学部なら1年間で偏差値2 程度、中学部なら1年間 で偏差値 3程度は平均的に伸びていきます。中学3年時に偏差値5アップや偏差値10アップは珍しくありません。卒業生の合格高校偏差値は高いものの、入学時は決してそうではないのでご安心ください。そもそも勉強が苦手だから、塾に通うものと考えております。


Q4. 尚学舎の理念を教えてください。

A4. 「笑顔の絶えない塾」「先生と生徒の距離が近く仲の良い塾」「一生の友 一生の師 と出会える塾」「一人一人を大切にし、偏差値や学歴で人を判断しない人間関係のある塾」「今 を大切にする塾」です。


Q5.中高都立一貫校が人気ですが、メリットやデメリット、向き不向きを教えてください。また、地元公立中学校も同様に教えてください。

A5. 中高一貫都立のメリットは、授業料が安く、学力も意識も高い生徒同士が切磋琢磨して成長していける点だと思います。デメリットは中高一貫都立に限らず中高一貫私立も含めて、学力が二極化していく中で下位の生徒にとっては6年間という期間はあまりに長く厳しいことだと思います。中高一貫都立に向いている生徒は、知的好奇心が旺盛で、勉強も自らすすんでできる子です。実際そのような生徒は適性検査という入試方法もあっていて、入学後もハイレベルな授業でさらに高みを目指せるでしょう。向いていない生徒は、入学してしまえば高校受験がなくのんびり過ごせると思っている生徒や、ネームバリューやステータス欲しさに必死で勉強して入学して燃え尽きてしまう生徒ですね。地元公立中学校のメリットは、学力差も大きく、基礎的な学習から始まるため、穏やかに学習を進められる。そして、いきなり友人関係が変わることもないため、環境の変化は大きくない。なによりも保護者にとって地元に相談できるママ友がいることはとても大切なことですね。デメリットは学力差が大きいため、低きにすぐ流されてしまう生徒が約半数はいるということです。だからこそ、その意識を高くもつために尚学舎があると考えます。


Q6.高校受験で、遅くとも中2くらいからは志望校選びをする必要があると思いますが、東京の高校は数も多すぎてどうやって志望校を選んでいけば良いかわかりません。何かアドバイスをください。

A6.東京の志望校選びはその数も多すぎて、難しいですね。アドバイスは「面談(コンサル)」にいらしてください が近道だと思います。直接問い合わせしてもらえれば、面談(コンサル)期間をお伝えするので、予約してください。
サンプルでお伝えしますと、志望校を大きく3つのグループに分けます。①進学校(都立上位校 や 進学私立など)、②大学付属(早慶MARCHなど)、③半付属(立教新座 早稲田佐賀 成蹊 学習院など)という具合に。できれば、それぞれ2校ずつ用意しましょう。次に、高校に求める項目を5つ考えましょう。例えば、❶大学は早慶MARCH以上に進学できるか狙える進学率の高い高校 ❷キャンパスが広くて緑が多く設備が良い高校 ❸文化祭体育祭修学旅行などの行事が活発な高校 ❹校則がほとんどなく自由で生徒の自主性を尊重している高校 ❺なるべく近い高校 などです。
そして大切なのが、受験期になると、偏差値やネームバリューの気持ちが高くなり、正しい判断ができなくなるので、冷静でいられる中3の8月くらいまでにそれぞれの志望校を点数付けし、その理由やメリット・デメリットをまとめておくと良いでしょう。100点の高校はありませんし、0点の高校もありませんし、高校の良し悪しは人それぞれなので、塾の先生に相談し早めに説明会などに参加することを推奨します。


Q7.中学受験は第3次私立受験ブームと言われていますが、そのことに関してどのように考えますか?

A7.東京を含めた関東圏の人口は増え続け、そのこととコロナによる不安のために異次元の私立中学受験ブームに突入しています。某大手塾の小学部の入塾生は5年で1.5倍になっています。数でいうと、5000人以上が増えたということです。多くの私立中学校が開校しているとはいえ、伝統校や難関校の募集数は変わらないため、5年前なら合格ボーダーに10人が受かっていたのに、5人しか受からないという状況です。まさに中学受験はレッドオーシャンです。それに対して、もちろん高校受験も高校募集が停止したりしましたが、某大手塾の生徒数は5年間で5%増です。高校受験も年々子どもの増加で厳しくなっているとはいえ、穏やかに推移しているため、まだまだ穏やかに中学生活をおくることができ、健全な受験が可能です。脅威的な私立中学受験ブームだからこそ、高校受験を推奨します。


Q8.本村先生から見て、高校進学後に成功してるなと思う生徒や、逆にしくじってるなと思う生徒について教えてください。

A8. 「郷にいれば郷に従え」で、それぞれの高校の特徴や目標や校風をよく理解し、受け入れている生徒や保護者は総じて成功していると思います。第1志望で合格した高校に進学した場合は「憧れ」を持って入学しているため満足度が高いので成功だと思っているのがほとんどです(しかしながら合格に満足して成長しなくなる可能性もある)。第2志望校や滑り止め校に進学しても、その高校をよく理解し、受け入れていったご家庭は非常に成功していると思います。要は成功は合格で、失敗は不合格と捉えてしまっているご家庭はしくじる可能性が非常に高い。「学歴偏差値偏重型」の家庭は要注意です。志望校を選ぶ際は一旦学歴や偏差値をとっぱらって考えることも非常に大切だと思います。学び続ける力と環境に適応する力さえあれば、どのような環境にいようが、成長し続けていきます。東大早慶MARCHなどに捉われず、置かれた環境を十分に生かして成長していく考え方を尚学舎で学び取り、次のステージ、さらに次のステージで活躍できる人間を育てていきたいと思っています。

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