小5 授業報告より

さあ、もうすぐ夏休みが終わり、2学期の授業が始まりますね(渋谷区は二学期制なのて2学期という言い方ではないですが)。

各家庭、夏休みの宿題におわれることでしょう汗

で、よく起こることは、

母「なんでこれやってないの?お盆休みの前にやっておきなさいって言ったでしょ?(怒)」

母「なんでなくしたの?バッグにしまいなさいって言ったでしょう!(怒)」

ですね?笑

ここでポイントとなるのは、「把握力」なんですね。様々な物事を「把握」している人は、それらのことを「計画」したり、「準備」した人(能動)であり、「告げられた」人(受動)は「把握」してないのです。

しかしながら、「言葉」で伝えたのだから、「告げられた側」には伝わったと解釈してしまい、そのズレが起こるのです。

会社などの組織においても、上司(把握)、部下(把握してない)で、部下に対して、「ダメな人間」の烙印を押してしまいがちな上司がいますが、実はダメなのはこの場合上司ですね。言葉は「万能」ではなく、言葉を発する側には「その場面がイメージできていて忘れない」に対して、言葉を受け取る側には「その場面をイメージすることが困難」であることを上司は認識すべきです。上司と部下が延々と打ち解けあえないのはその「構造」にあるわけです。

これを家庭で考えると、上司=親であり、部下=子どもとなりますね。上記を参考にするならば、延々と打ち解けあえないですね笑笑

「打ち解け合う」ポイントは親が実行している「逆算の考え方(締め切り)」と、「把握力(場面 スケジューリング)」を共有することにあります。

使用するのは、「カレンダー」及び「スケジュール帳」です。

一緒にスケジュールを立てるのですが、「何日にこれをやりなさい!」ではなく、「何日から出かけるから、いつこの宿題はやったほうがいい?」と問いかけ、その場面を想起させ、子どもに予定を書き込ませるということ。同様に、「このプリントはバッグにしまいなさい!!」ではなく、「どこにしまえばいい?」と問いかけることです。

面倒くさいかもしれませんが、長い目でみれば、子ども一人でこれらのことが徐々にできるようになっていくので、投資マインドからしても、このような「家庭での教育」は長期的に大きなレスポンスとなって返ってきます。もちろん、生活力向上にとどまらず、学習面でも大きな成果をあげるでしょう。金融リテラシーなんかよりももっと大切な教育です。

会社でも応用できますね?笑笑
上司のマインド、部下のマインドがわかれば、より良い人間関係が築けるはずです。

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